prna79’s blog

見学の記録,制作の記録,その他の記録などなど。

福井県立恐竜博物館リニューアルオープン

2023年7月にリニューアルオープンした福井県立恐竜博物館に行ってきました。ここは世界3大恐竜博物館のひとつと言えるすごい博物館です。現状では,入館には日時指定の事前予約が必要です。平日の11時〜15時に訪問しましたが館内はとても人が多く,第1駐車場は満車(第2駐車場に停められました),館内レストランも満席でした(再入場できるので館外の店を利用しました)。週末の混雑はどれほどでしょうか。

www.dinosaur.pref.fukui.jp

 

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恐竜博物館の直前にホワイトザウルスという名前のモニュメントが。これは2017年11月に復活した2代目で,初代は2016年7月に首が折れて頭部が落下したのだそうです。

 

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恐竜博物館の入り口は建物の3階。そこから一気に地下1階まで1本のエスカレーターで降りていくのはドキドキする心をかき立てるうまい構成だなぁと思う(前回の訪問の時にもそう感じた)。

 

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そこから1フロア上がった本館1階の「恐竜の世界」ゾーン入り口で咆哮を上げるTレックスのロボ。幼児がギャン泣きするのも仕方ない。

 

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有名なプロトケラトプスとヴェロキラプトルの闘争化石。こんな複雑なレプリカ,どうやって作るんだろうか。

 

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大きくなる背中の帆。ゾウの耳と同じ,放熱板の役割。

 

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「生命の歴史」ゾーンの展示。超絶に長い首長竜の首。生活の上での利点はもちろんあったからこのように進化したのだろうけど,これだけ長いとそれに伴う様々な不便もありそうだ。

 

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クジラ化石の鑑賞ポイントは後肢だと思ってる。現代のクジラの後肢は骨盤しか残ってないけどこれは大腿骨も腓骨脛骨も指骨も残ってる。小さいけど。

 

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変わった嘴を持つ翼竜ペリカンみたいに濾過摂食だったらしい。

 

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「地球の科学」ゾーンの展示。かっこいい三葉虫化石。

 

 

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博物館の屋上にも展示があるとは知らなかった。これはTレックスの産状化石のレプリカ。

 

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新しくオープンした新館の展示。福井県産の恐竜の塔。下から順に,フクイティタン,コシサウルス,フクイサウルス,フクイベナートル,フクイプテリクス,フクイラプトル。

 

その他の写真はこちら↓

2023-10 fukui prefectural dinosaur museum | Flickr

 

 

初めてナマズを釣った

実は5月に京都市近郊の農業用水路にナマズを釣りに行ったのです。その時はナマズの姿を1匹だけ見かけましたが,その1匹はまったく相手してくれなかった。その他に,橋の下に投げたルアーに1匹だけ反応してくれましたがフックアップせず。それでおしまいでした。6時間も粘ったのに。ナマズは捕食が下手くそだと聞いていましたが,それを早速実感したのでした。

10月になって少し暑さも和らいできたので,同じ用水路に行ってみました。今回は前夜に雨が降ったのを確認した上での出撃でした。そして見事に最初の1匹をゲットしました。これは嬉しい。

 

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大きさは60cmくらい。用水路横の道を歩いていたらナマズの泳ぐ姿が見えたので,ルアーを投げたら1発でヒットしました。今回は全部で3匹のナマズを見かけ,そのうちの2匹をキャッチしました。どちらも落ちパク。その他に,水路の落ち込みに落としたルアーを咥えてくれたのが1匹いたのですがこちらはフックアップしませんでした。ここまで釣り始めから2時間。5月とは大違いの状況。この活性の高さは雨の後だったからかもしれません。

 

ロッド:バレーヒル BTKC-611HP

リール:シマノ BFS-HG

ライン:ナイロン5号

ルアー:ジャッカル ナジーバグ

 

 

いきもにあ2023出展報告

今年も いきもにあ2023 に出展者として参加してきました。

www.equimonia.net

 

出展内容は前回と同じ,昆虫の触角カチューシャ,イッカクの牙カチューシャです。今年の新作として,アラビアオリックスの角カチューシャとエルフの耳カチューシャも用意しました。エルフの耳カチューシャは,子供さんにつけてもらうとめちゃめちゃ可愛かったです。アラビアオリックスの角カチューシャはポッキリ折れてしまったので何かいい方法を考えねば。今年も例年同様に,親のスマホに触角カチューシャをつけた子供の可愛い写真を残すことができました。

 

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こちらは某出展者の小学生姉妹にイッカクの牙カチューシャをつけてもらったところ。掲載許可をいただいています。

 

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あまりたくさん作らなかったミヤマクワガタは初日に,毎年人気の高いルリボシカミキリは2日目の午前中早くに売り切れてしまいました。何をどれくらい作るかもう一度きちんと考えないといけないようだ。それと,いきもにあ常連さんが多くなってきて,昨年もイッカクつけました,と言われてしまうことが多くなった。新しいネタを考えねば。

 

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I-217サカナズキさんのブースで日本産淡水魚キーホルダーを買いました。帽子にぶら下げて被ろうと思います。

 

 

会場で取材を受けてしまいました。

 

 

北海道水族館めぐり

船に乗りたかったので,船で北海道に行ってきました。ついでに3つの水族館に行ってきました。

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京都駅から特急まいづるで東舞鶴へ。駅から徒歩20分ほどで舞鶴フェリーターミナルに到着。船に乗ったらまずは風呂。出航前だけど。出航は23時50分。30分ほどで電波圏内を出る。再び電波圏に入るのは出航17時間後の奥尻島沖。小樽到着は出航21時間後。小樽港からタクシーで小樽築港駅へ。小樽築港から札幌にJRで移動。宿泊は札幌駅前。

翌朝,ホテルから歩いてひとつ目の目的地AOAO SAPPOROへ。ここは今年夏にオープンしたばかりの新しい都市型水族館です。

aoao-sapporo.blue

 

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4階の最初の展示はいきものじゃなかった。札幌の街のど真ん中で海水にアクセスできないので,飼育に使っているのは食塩を溶かした人工海水。その人工海水の製造プラントの展示でした。なるほど。

 

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続いては水族館のバックヤードの作業を見学できる展示。スタッフがいろいろな作業をしていました。

 

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すごいおしゃれな水槽がいくつも。おしゃれなのはいいのですが,どんな生物がいるかという情報はどこにも見当たらず。これは残念ポイント。

 

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枯葉そっくりのリーフフィッシュ(コノハウオ)。自然選択が作り上げた姿かたち。

 

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鱗模様のはっきりしたウナギ。こんなウナギがいるとは知らなかった。

次の目的地へは地下鉄で移動。新札幌駅前のサンピアザ水族館へ。

www.sunpiazza-aquarium.com

 

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なぜだかメガネモチノウオという魚が好きなのです。同属のミツバモチノウオは石垣島で釣ったことある。メガネモチノウオも釣ってみたい。

 

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毒の持ち主として有名なハナミノカサゴ。こいつも釣ってみたい魚だ。

 

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巨大なクエの周囲をうろうろするホンソメワケベラ。寄生虫を駆除するドクターフィッシュとして有名ですね。

さらにJRで移動。次は千歳水族館。JR千歳駅からタクシーを利用しましたがワンメーターで着いてしまいました。こんなに近いとは思ってなかった。

chitose-aq.jp

 

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サケといえば鼻曲がりに背っぱりですよね。

 

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こういうタッチプールは初めて見た。普通はヒトデとかナマコとか,簡単に捕まえられる生物を入れた水槽が多いと思うのですが,ここは普通にスイスイ泳ぐ魚たち。なのでとてもがんばってようやくかすかに触れることのできるタッチプールでした。難易度高いぞ。

 

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そしてこの展示がよかった。重さと大きさを再現したサケの模型の展示。持ち上げて重さを実感できます。とてもよくできた模型でした。

 

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水族館の哺乳類の展示ではコツメカワウソなどが多い印象ですが,ここ,千歳水族館ではアメリカミンクの展示でした。北海道では毛皮養殖の個体が脱走して野生化しているそうです。知らなかった。

 

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水族館の地下から千歳川の中を直接見ることができます。このサケは千歳川を泳ぐ野生の個体。

 

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水族館を出て橋の上から見るとこんな感じ。うじゃうじゃ泳いでます。

というわけで3つの水族館を梯子して新千歳空港から飛行機で帰宅しました。また船に乗りたいねぇ。

 

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2023-09 hokkaido aquarium | Flickr

 

 

琵琶湖ケタバスフィッシング2023

2023シーズンも琵琶湖のケタバス釣りに行ってきました。

6月に1回,7月に2回,8月に2回行きましたが。6月は敗北(1匹だけ)しましたが7月の2回と8月の1回目はよく釣れました(毎回20匹くらい)。8月の2回目は河原の砂利にハマってスタックしてしまいレッカーによるレスキューを呼ぶハメに。これは初体験でした。おまけに車のパワーウィンドウでロッドティップを折ってしまうという痛恨のミスも。

 

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こちらはニゴイ55 cm。とてもよく引くので釣れると嬉しい外道。

 

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iPhoneの設定がどうにかなった結果,偶然撮れてしまった詩的な写真。二度と撮れる気がしない。それにしてもオスの婚姻色は美しい。

 

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オスとメスの色の違い。そして大きさの違い。

 

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こんなふうに連発で釣れる時もあるのです。今シーズンも新しい自作スプーンを持っていき,それでたくさん釣れたので大満足です。

ロッド:フエルコFF600-5S,FF600-5C

リール:ダイワFreamsLT1000S,シマノBFS-HG

ライン:PE0.8号

リーダー:フロロカーボン1.5号

ルアー:シンキングミノー5cm5g,自作スプーン6cm6g

 

 

天王寺動物園

西周辺の動物園でこれまで訪問したことのなかった天王寺動物園に行ってきました。

www.tennojizoo.jp

 

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楽しかったのがホッキョクグマ。何度もプールにダイブして盛大に水しぶきをあげていました。ファンサービスがすごい。

 

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この破れた赤いカラーコーンがお気に入りのようで,頭に被ったまま歩いたり泳いだり。客から歓声が飛んでいました。いいキャラしてる。

 

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いきものの展示ではないけどこういう展示も。これも現代の動物園の大事な役割のひとつですね。

 

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夜行性動物舎にキーウィという展示があったのですが真っ暗で生きている姿は何も見えず。こちらはミュージアム骨格標本。キーウィは日本の動物園では唯一天王寺動物園だけの展示だそうです。でも見えなかった……

 

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フルーツ入りの氷をぺろぺろ舐めるレッサーパンダ。頭がキーンってなったりしないかな。

 

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冬毛が残ったところと落ちたところがまだらになってるチュウゴクオオカミ。ブラッシングしてすっきりさせてあげたい。

 

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せっかくもらった餌なのに,この後,力任せで枝を根本からバキッと折ってしまったアミメキリン

 

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2023年4月オープンの新しいペンギンプールの展示がとてもよかった。水中を飛ぶように泳ぐフンボルトペンギンの姿が実に美しい。

 

 

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2023-06 osaka tennoji zoo | Flickr

 

 

宮崎市立フェニックス自然動物園&宮崎県総合博物館

船に乗りたくなって,宮崎まで行ってきました。神戸→宮崎と宮崎→神戸,往復ともに宮崎カーフェリーを利用しました。

www.miyazakicarferry.com

 

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神戸三ノ宮フェリーターミナルへは三宮駅から連絡バス10分ですが歩いても20分くらいです。途中にあった立派な歴史を感じさせる建物は神戸税関。調べてみたら,阪神淡路大震災で半壊して改築されたんですね。見学もできるらしい。そのうち見に行ってみよう。

 

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フェリーたかちほは2022年就役の新型船。18時出航ですが17時に乗船開始。展望風呂は開いていたので出航前ですが早速風呂へ。そして出航。船内にWi-Fiサービスはあるのですが紀淡海峡から大阪湾を出るとその先はほとんど圏外でした。接続は衛星経由ではなくて携帯回線経由のようです。瀬戸内海航路ではなく太平洋航路なので揺れるかな〜と思ったのですが天気もよくて全然揺れなかった。翌朝到着の宮崎港フェリーターミナルから連絡バスで宮崎駅へ。宮崎駅から日豊線日向住吉駅まで移動。日向住吉駅から徒歩30分で宮崎市フェニックス自然動物園に到着。宮崎駅から動物園行きのバスはあるのですが本数が少なく時間があわなかったので歩きました。

www.miyazaki-city-zoo.jp

 

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ショウジョウトキという鳥が好きです。翼を広げると本当に美しい。広げた瞬間を撮ろうとしばらくがんばってみたのですが今回は撮れませんでした。というか,撮れた!と思った1枚はピンボケでした。

 

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カメラ目線のチンパンジーチンパンジーの森でガイドを聞きました。オレンジを与えるとまず美味しい実の部分を食べるのですが最終的には皮も食べてしまう,という話が面白かった。バナナも同じで皮を上手に剥いて中身を美味しく食べた後に皮も食べちゃってた。

 

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掃除をするスタッフの手をジャマするボリビアリスザル。この個体は1歳で人工保育で育てられた個体だそうです。人工保育育ちだとこういう行動をしがちだそうです。

 

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生後2週間の赤ちゃんリスザル。自分の腕力握力でお母さんの背中にしがみついている。しがみつく力のない個体はその遺伝子を残せなかった結果なのでしょう。

 

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キリンのお食事タイムに参加。どんな木の葉でも好き嫌いせずに食べちゃうそうです。小さいキリンは1歳。フェニックス動物園のキリンはマサイキリンで,日本の動物園にいるキリンの多くはアミメキリンです。言われてみれば体表の模様が違うことがわかりますね。

 

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干し草を美味しそうに一心不乱に食べてたアジアゾウ。しばらく後で見たら,お尻が痒いのか壁にゴシゴシお尻を擦り付けてた。

お昼過ぎに動物園を離脱して再び電車で移動,宮崎神宮駅へ。駅から徒歩10分で宮崎県総合博物館に到着。入場料は無料でしたがその割にはとても充実した展示内容でした。近所に住んでたら毎週通っちゃいそう。

www.miyazaki-archive.jp

 

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総合博物館とはどういうことかというと,自然史博物館と歴史博物館と民俗博物館を合わせて機能しているから。自然史展示では宮崎の森の照葉樹林帯のドングリの展示が面白かった。種類が多く,そのどれもがちょっとずつ違っている。

 

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歴史展示では2万年まえの宮崎県から現在の宮崎県までの展示です。廃藩置県で一度は設置された宮崎県が鹿児島県に併合され,その後の分県運動によって再設置された話は知らなかった。ちょっと調べてみたら分県運動は富山県奈良県鳥取県佐賀県などでもあったのですね。このあたりの歴史は小学校で地元の歴史として習うから,他府県の歴史は知らないことばかりだ(私は岐阜県の小学生だったので木曽三川分流工事とヨハネス・デレーケを学びました)。

 

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民俗展示では農業,漁業,工業の歴史的な道具の展示が中心でした。こちらは田んぼに水を汲み上げる足漕ぎ水車。重労働ですね。

JRで宮崎駅に戻り連絡バスでフェリーターミナルまで移動。帰りも船で。いい旅になりました。楽しかったからまた船の旅に行こう。

 

 

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2023-05 miyazaki city phoenix zoo | Flickr