prna79’s blog

見学の記録,制作の記録,その他の記録などなど。

宮崎市立フェニックス自然動物園&宮崎県総合博物館

船に乗りたくなって,宮崎まで行ってきました。神戸→宮崎と宮崎→神戸,往復ともに宮崎カーフェリーを利用しました。

www.miyazakicarferry.com

 

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神戸三ノ宮フェリーターミナルへは三宮駅から連絡バス10分ですが歩いても20分くらいです。途中にあった立派な歴史を感じさせる建物は神戸税関。調べてみたら,阪神淡路大震災で半壊して改築されたんですね。見学もできるらしい。そのうち見に行ってみよう。

 

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フェリーたかちほは2022年就役の新型船。18時出航ですが17時に乗船開始。展望風呂は開いていたので出航前ですが早速風呂へ。そして出航。船内にWi-Fiサービスはあるのですが紀淡海峡から大阪湾を出るとその先はほとんど圏外でした。接続は衛星経由ではなくて携帯回線経由のようです。瀬戸内海航路ではなく太平洋航路なので揺れるかな〜と思ったのですが天気もよくて全然揺れなかった。翌朝到着の宮崎港フェリーターミナルから連絡バスで宮崎駅へ。宮崎駅から日豊線日向住吉駅まで移動。日向住吉駅から徒歩30分で宮崎市フェニックス自然動物園に到着。宮崎駅から動物園行きのバスはあるのですが本数が少なく時間があわなかったので歩きました。

www.miyazaki-city-zoo.jp

 

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ショウジョウトキという鳥が好きです。翼を広げると本当に美しい。広げた瞬間を撮ろうとしばらくがんばってみたのですが今回は撮れませんでした。というか,撮れた!と思った1枚はピンボケでした。

 

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カメラ目線のチンパンジーチンパンジーの森でガイドを聞きました。オレンジを与えるとまず美味しい実の部分を食べるのですが最終的には皮も食べてしまう,という話が面白かった。バナナも同じで皮を上手に剥いて中身を美味しく食べた後に皮も食べちゃってた。

 

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掃除をするスタッフの手をジャマするボリビアリスザル。この個体は1歳で人工保育で育てられた個体だそうです。人工保育育ちだとこういう行動をしがちだそうです。

 

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生後2週間の赤ちゃんリスザル。自分の腕力握力でお母さんの背中にしがみついている。しがみつく力のない個体はその遺伝子を残せなかった結果なのでしょう。

 

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キリンのお食事タイムに参加。どんな木の葉でも好き嫌いせずに食べちゃうそうです。小さいキリンは1歳。フェニックス動物園のキリンはマサイキリンで,日本の動物園にいるキリンの多くはアミメキリンです。言われてみれば体表の模様が違うことがわかりますね。

 

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干し草を美味しそうに一心不乱に食べてたアジアゾウ。しばらく後で見たら,お尻が痒いのか壁にゴシゴシお尻を擦り付けてた。

お昼過ぎに動物園を離脱して再び電車で移動,宮崎神宮駅へ。駅から徒歩10分で宮崎県総合博物館に到着。入場料は無料でしたがその割にはとても充実した展示内容でした。近所に住んでたら毎週通っちゃいそう。

www.miyazaki-archive.jp

 

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総合博物館とはどういうことかというと,自然史博物館と歴史博物館と民俗博物館を合わせて機能しているから。自然史展示では宮崎の森の照葉樹林帯のドングリの展示が面白かった。種類が多く,そのどれもがちょっとずつ違っている。

 

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歴史展示では2万年まえの宮崎県から現在の宮崎県までの展示です。廃藩置県で一度は設置された宮崎県が鹿児島県に併合され,その後の分県運動によって再設置された話は知らなかった。ちょっと調べてみたら分県運動は富山県奈良県鳥取県佐賀県などでもあったのですね。このあたりの歴史は小学校で地元の歴史として習うから,他府県の歴史は知らないことばかりだ(私は岐阜県の小学生だったので木曽三川分流工事とヨハネス・デレーケを学びました)。

 

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民俗展示では農業,漁業,工業の歴史的な道具の展示が中心でした。こちらは田んぼに水を汲み上げる足漕ぎ水車。重労働ですね。

JRで宮崎駅に戻り連絡バスでフェリーターミナルまで移動。帰りも船で。いい旅になりました。楽しかったからまた船の旅に行こう。

 

 

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2023-05 miyazaki city phoenix zoo | Flickr