prna79’s blog

見学の記録,制作の記録,その他の記録などなど。

愛岐トンネル 秋の特別公開

愛岐トンネルの秋の特別公開に行ってきました。10年ぶりくらいかな。中央西線定光寺駅から歩いてすぐ。

 

aigi-tunnel.org

 

愛岐トンネルは中央西線高蔵寺多治見間にある愛知岐阜県境の長いトンネルです。これは中央西線の複線電化に伴って開通した新しいトンネルで,それまでの非電化単線のトンネル群は草薮に埋もれるままに長い間放置されていたのですが,それが近代化産業遺産として発掘され,今では毎年,春と秋に一般に公開されているのです。

 

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1900年開通。レンガ造りの風格。蒸気機関車の煙に燻され続けてきた内部の色合い。1966年の新線開通まで使われました。

 

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トンネルの入り口に生えたこの木は,1966年以降に発芽しここまで成長してきました。

 

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左下から右上に伸びるひび割れは,脱線した蒸気機関車の衝突の痕跡だそうです。

 

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ところどころに元線路から川まで降りられる道がありました。庄内川の水面に映る紅葉の赤色が美しい。

 

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犬釘(枕木にレールを固定するための釘)の断面が四角なのは何か意味があるんだろうな。 

 

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インバートが見えるように一部掘られています。インバートとはトンネルを構造的に強くするために,トンネル下部を下向きのアーチでつないだ構造のことです。環状にすることで馬蹄型より強くなります。

 

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現在は愛知岐阜県境まで1.7kmの範囲の4つのトンネルが公開されています。岐阜県側には多治見駅までの間に7つのトンネルが廃線となって残されていますが,こちらはいつになったら歩けるようになるでしょうか。

 

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中央西線開通前に拓かれた玉野古道が一部歩けるように整備されていました。玉野古道は峠の山道を避けて多治見から名古屋に行けるように明治になってから作られた道ですが,中央線の工事によりすぐに使えなくなってしまったそうです。

 

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山から流れてきた水を,線路の下を通して川に流すための暗渠。上から覗くとこんな感じ。上半分はコンクリートですが下側はレンガです。

 

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玉野古道側から入れるようになっていたので入ってみました。暗渠を下から見上げるとこんな感じ。 

 

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水が溜まっていたらカリオストロの城ごっこができそう。

 

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ブランコとか水車とか,それ近代化産業遺産と何か関係あるの?と言いたくなるようなものもありますが,それはそれとして,レンガ造りのトンネルや砕石の撒かれた道などはとても素敵なところです。今年の秋の公開は今週末12月6日までです。

 

 

 その他の写真はこちら↓

2020-12 aigi tunnel | Flickr

 

 

旧中山道 薮原宿→奈良井宿

先週に続いて2週連続で旧中山道を歩いてきました。今度は鳥居峠。太平洋に注ぐ木曽川水系と日本海に注ぐ信濃川水系分水嶺です。

 

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上松駅の手前,電車の車窓からよく見える寝覚めの床。家族でここに行った幼児の頃に私は帽子を木曽川に落としたそうですが全然覚えていない(自分が落ちなくてよかった)。

中央線の電車でさらに北上,薮原駅まで。薮原宿は朝早いこともあって空いている店がなかったのでそのまま鳥居峠へ。こちらも案内看板がしっかりあり,迷うことはありませんでした。

 

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鳥居峠は馬込峠より季節の進行が早いようで,すでに落葉していました。

 

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でもそのおかげで道には枯葉が積もってよくクッションのきいたふかふかの道を歩くことができました。楽しい。

 

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石畳に落ちていた動物の糞。長さ10cmくらいかな。ツキノワグマのよりは小さいように感じる。タヌキは貯め糞なので違うだろうな。キツネかな。アライグマかも。植物の種子が入っているように見える。

 

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鳥居峠手前の展望台から見下ろす薮原宿。

 

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鳥居峠のちょっと手前,御嶽神社から望遠する御嶽山。帰宅後に地図で確認してみたら30km先でした。雪をかぶって白くなっている。この日は噴煙は見えませんでした。ここまで薮原駅から登り始めて1時間くらい。

 

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鳥居峠を過ぎて奈良井側にだいぶ降りてきたところで見事な紅葉。

 

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奈良井宿まで降りてきました。薮原駅からここまでゆるゆる歩いて2時間30分くらい。

 

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お昼ご飯は奈良井宿の食堂でソースカツ丼。もちろんソース味のカツが主役なのだけど(もちろん美味しいのだけど),なぜかソースのかかったキャベツが無性にうまい。

 

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木曽谷の森林鉄道の痕跡。最盛期には路線延長400km以上もあったらしい。このページを見ると,奈良井駅から分岐して奈良井川沿いに上流に伸びる森林鉄道があったようです。そこで活躍していた機関車でしょうか。

奈良井宿のお店でホットコーヒーと山賊焼き(と言う名の鳥の唐揚げ)を買って中央線の電車で帰宅。先週に続いて大変満足度の高いお出かけになりました。

 

 

 

その他の写真はこちら↓

2020-11 yabuhara narai | Flickr

 

 

 

旧中山道 馬籠宿→妻籠宿

そろそろ紅葉が見られそうと思って旧中山道を歩きに行ってきました。 

名鉄バスセンターから高速バスで中央道馬籠へ(2000円)。ここから歩いて15分ほどで馬籠宿。

 

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平日で朝早かったこともあって(10時くらい)空いている店が少なかった。川上屋が開いていたので栗きんとん。いつものようにうまい。五平餅食べたかったけどどこもやってなかったので代わりに肉まんを食べるなど。

 

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馬籠宿上の展望台から見る恵那山。そして馬籠峠へ。

 

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案内標識はしっかりしていて,迷うことはほとんどありませんでした。

 

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紅葉を期待してのお出かけだったのですが,少し早かったみたい。もうあと1週間後がちょうどいい感じのようです。

 

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紅色じゃなくて黄色も。セイタカアワダチソウは草木染めにいつかチャレンジしてみたい。

 

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山道を歩いてて楽しいのが苔とかキノコに覆われた倒木や石を見ることだったり。

 

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途中でルートをちょっとそれて男滝と女滝を見に行った。それから歩く途中で川を覗いてみたらアマゴが泳いでた。20センチくらいのが2匹と30センチくらいのが1匹。

 

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ゆるゆる歩いて2時間30分くらいで妻籠宿に到着。昼過ぎだったので開いていたお店で山菜そばと五平餅をいただきました。

 

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妻籠宿からさらに旧中山道を歩いて南木曽駅まで45分。

 

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帰りの電車まで時間があったので桃介橋まで行ってみました(南木曽駅前から歩いて5分くらい)。この橋は中央線の特急「しなの」に乗るとよく見えるので気になっていたのでした。すごく立派な吊り橋として見えていたのですが木造の橋だったとは知らなかった。この床材の使い方は,かつてトロッコレールが敷かれていたことを再現するためのものだそうです。

今回は馬籠→妻籠方向に移動しました。妻籠宿より馬籠宿の方が標高が高いのでこの方が多少楽に歩けるようです。

その後は中央線の電車乗り継ぎで帰宅。旧街道歩きは熊野古道伊勢路以来で久しぶりでしたが楽しかった。美味しかった。

 

 

 

その他の写真はこちら↓

2020-11 magome tsumago | Flickr

 

 

 

アニマルトロフィーワークショップ

今年もHande und Stitchさんのアニマルトロフィーワークショップに参加してきました。

www.hande-und-stitch.com

 

会場は岐阜市柳ヶ瀬のビッカフェ。

twitter.com

 

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会場となったカフェに飾られていた先生の作品たち。大きいのは迫力満点です。

 

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今回のワークショップのラインナップはウサギ,シカ,ユニコーンアンテロープ。ツノのついた動物が好きなのでアンテロープを選択。

 

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こちらがキットの内容。これからここに綿を詰めていきます。

 

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首の後ろ側がちょっとだけ空いているのでここから。鼻先から順にきっちり詰めていくのがポイント。

 

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詰め終わりました。ここまで来るのに1時間くらいでしょうか。 

 

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そしていつものことなのですが,作り始めると一生懸命になってしまって途中経過の写真を撮り忘れてしまうのです。完成までおよそ3時間。

 

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帰宅後に他の作品と並べてみました。いかがでしょうか。

今後のワークショップですが9月に東京,横浜,10月に大阪,名古屋,一宮と予定されているそうです。興味を持たれた方は是非。

作品もキットも,通販での購入もできます。

minne.com

 

 

 

京都鉄道博物館

京都鉄道博物館に行ってきました。

www.kyotorailwaymuseum.jp

新コロ対応であちこち入れなくなっているところがありました。今のこの情勢なら仕方ないですね。 

 

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入ってすぐに0系新幹線4両編成。以前は入れた車内に今は入れず。

 

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ナシ20+DD54。以前は入れたナシ20(食堂車)に今は入れず。

 

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トワイライトエクスプレス。乗ってみたかったなー。

 

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こちらは本館の展示。100系新幹線は強く印象に残っている。大学受験に向かう友人と2人で名古屋から岡山まで乗った。友人は岡山から米子へ。私は岡山から松山へ。2階建食堂車に行きカレーを食べた。最初で最後の食堂車利用。

 

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キハ81系も印象に残っている。小学生の時,夏休みになると1ヶ月くらい三重県南部のばあちゃんちに1人で行っていた。家の近くを通る紀勢線を,このボンネット型キハ81を先頭に名古屋へ向けて走る「くろしお」をよく見送ったものでした。

 

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軌道自転車搭乗体験。私も乗ってみました。ペダルのサイズが子供用になっているので漕ぐのが大変だった。大人が三輪車に乗った時のような状態。

 

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ペデストリアンデッキから扇形庫へ。めっちゃ暑かった。

 

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お召し機に装飾された鳳凰が美しい。

 

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現状では,午前中の入場は時間指定前売り券のみ,午後は当日の混雑状況を見て当日券の販売(販売がない場合も),という方式になっています。私は前日にセブンチケットで時間指定前売り券を買っておきました。

 

 

 

その他の写真はこちら↓

2020-08 kyoto railway museum | Flickr

 

 

  

婚姻色で彩られたケタバス

婚姻色とは,繁殖期の個体に現れる通常時とは異なる体色です。美しい婚姻色のオスのケタバスを釣りたくて始めたこの釣りでしたが前回までの2回の釣行では銀ピカのしか釣れず。3回目のチャレンジに行ってきました。朝から湖北の砂利浜でルアーを投げるもまるで釣れる気配なし。3時間粘って2バラシ0キャッチで諦めてマキノ町内の川に移動。

 

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そしてついに釣れたのがこちら。鮮やかな婚姻色に彩られたケタバス♂30センチ。やりました!

 

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琵琶湖に注ぐ川ではコアユがうじゃうじゃ。その周囲をケタバスがウロウロ。という状態でした。釣り人はコアユ狙いの人ばかりでよく釣れているようでした。ケタバス狙いは私だけ。そしてなかなか釣れない。邪魔にならないように位置取りを注意しました。婚姻色♂をなんとか3匹釣ったところで隣の川に移動。

 

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こちらはよかった。釣り人が誰もおらず貸切状態。琵琶湖のぬるい水と違って川の水は冷たくて気持ちいい。コアユの群れを威嚇するように泳ぎまわるケタバスがたくさん。投網を上手に投げたらコアユが100匹,ケタバスが10匹入りそう(それは言い過ぎ)。そんな状況なのに思うようには釣れない。難しい。バシバシ釣れる方法が何かないだろうか。結局この日は琵琶湖流入河川で婚姻色のオス個体のみ8キャッチ3バラシ(その他に琵琶湖で2バラシ)。大きさは25〜30センチ。メスも川に上がってきているはずなのにオスだけ。なんでだろ。

 

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京都水族館リニューアル

以前にも行ったことはあるのですが,京都水族館がこの夏リニューアルオープンしたということを聞いたので早速行ってきました。

www.kyoto-aquarium.com

 

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京都水族館といえばオオサンショウウオ。こちらは鴨川由来のチュウゴクオオサンショウウオとの交雑種。うじゃうじゃいます。

 

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こちらは水族館に1頭だけのオオサンショウウオ在来種。ざっと見た感じ,交雑種との違いは頭部表面が細かいツブツブで覆われていることでしょうか。鴨川水系では交雑種の存在が生物多様性の観点から問題になっていますが,そもそもチュウゴクオオサンショウウオは食用として輸入されたそうなので,水族館のレストランで美味しい料理として食べちゃえばいいのに,と思っています。

 

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リニューアルで素敵になったことのひとつがこちら。魚譜画家 長嶋祐成さんの素敵な絵による展示魚種紹介。

www.uonofu.com

 

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今回の見学で一番印象的だったのがこちら。赤い目のオヤニラミという10センチくらいの魚。赤い目をしたルアーはよく売られていますが,本当に目の赤い魚がいるとは思ってなかった。エラ蓋の目玉模様もかっこいい。

 

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ゴマフアザラシの鼻の穴とヒゲをじっくり観察する。抜けたヒゲがあるなら触れるように展示してくれないかな。触ってみたいので。

 

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リニューアルで新しくなったのがクラゲの展示クラゲワンダー。360度ぐるり周囲を取り囲む水槽も,発生1日目から1ヶ月後までの連続展示もよかった。京都クラゲ研究部というスタッフの作業を見せるためのコーナーもありましたが,こちらは新コロのせいかちょっと距離を感じました。事態が落ち着いたら存分に活躍できることを期待しています。

 

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水族館でずいぶん見てきたはずなのだけど,ニシキアナゴに背びれがあるのにこの時まで気づいてなかった。

 

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こういう,ひょこっと顔を見せているのが好きだ。 

 

 

 

 その他の写真はこちら↓

2020-07 kyoto aquarium | Flickr