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熊野古道伊勢路を歩く #2 新鹿→賀田

こちらの続き。

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翌日は324Cで熊野市から新鹿に移動。昨日はここから南に歩きましたが今日は北に向かいます。

 

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太平洋の朝焼けを眺めながら逢神坂(おうかみざか)峠道を歩く。峠の名前がかっこいい。名前の由来はオオカミがいたからとも,伊勢と熊野,2人の神が出会うところだから,とも。

 

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大きな石がぱっくり割れてた。どうして割れたのだろうか。いつ割れたのだろうか。割れた時期を科学的に知る方法はあるだろうか。

 

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石畳の道だけでなく石垣が組まれた道も。石垣は道の上にも下にも。このおかげで水平に歩くことができる。続いて二木島峠道へ。

 

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ここはとりわけ石畳を被う苔の緑色が濃かった。二木島の集落を通過して次の峠へ。曽根次郎坂太郎坂へ。この峠は尾鷲市と熊野市の境界で,かつては紀伊国志摩国の国境だったので自領他領が名前の由来だとか。

 

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紀勢線のトンネルのすぐ脇に古道の登り口。紀勢線に乗ると5分で次の駅ですが峠の山越えコースだと3時間です。

 

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色も違うし形も違う違和感ありまくりの石の階段。修復したことを示すためにわざとこうしてるんですかね。

 

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猪垣(ししがき)の完成を記念した石碑。猪垣は田畑をシカやイノシシから守るための防壁です。熊野古道伊勢路に沿って多くの猪垣が残っています。これらの動物をしとめるための落とし穴の痕跡(直径深さが2〜3 mくらい)も残っています。

 

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石の上に動物の糞。大きさは5 cmくらい。この黒い糞はなんども見かけました。

 

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道のまん真ん中に鎮座する丸い大きな石(直径50 cmくらい)。この石は熊野古道が開かれた後に大雨が原因で山からここに落ちてきたと思うのですが,いつからここにあるのでしょうかね。落石の時期を科学的に知る方法はあるでしょうか。歩いているとこういう石をちょくちょく見かけます。

 

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鯨岩という名前がついた大きな岩。こちら側はクジラ(横に走る割れ目が下顎の皺のようでナガスっぽい雰囲気がある)によく似ていますが反対側に回るとクジラっぽくないです。

 

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熊野古道(右側)に平行に築かれた猪垣(左側)。以前はもっと高くて立派だったのかもしれません。

 

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帰りの列車まで時間があったので港を覗いてみたら,40 cmくらいのボラと30 cmくらいのクロダイがうじゃうじゃ群れになって泳いでた。釣りしてー。 

賀田駅から330C→332C→2924Dの乗り継ぎで帰宅。332Cがシカを撥ねてしまうという紀勢線にはありがちなトラブルがあったものの大きな問題なく帰宅できました(乗り継ぎ時間で吸収)。疲れたけど楽しかったー。

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