熊野古道伊勢路 #1 曽根次郎坂太郎坂,二木島峠道逢神坂峠道 の続き
熊野市駅から新鹿駅まで324Cで移動。この日は波田須の道から歩きました。
現代の道と1000年以上使われ続けてきた道。トンネルを抜けるとすぐに次の集落ですが今日は石の階段を登って峠を越えて歩きます。
波田須の道に入ってすぐに現れるのが鎌倉時代の石畳。1個1個の石が大きく雰囲気があります。
こちらは江戸時代の石畳。
波田須の徐福茶屋からの眺め。前回はホットコーヒーをいただきましたが,今日は営業しておらず。朝早いし仕方ない。
続いては大吹峠道。
大吹峠は峠のサミットに,尾根方向に猪垣(ししがき)が築かれています。当時はここに門か何かがあって開け閉めしていたのかもしれません。
石がきれいに敷き詰められている部分もあります。そして山の斜面に大きな岩がゴロゴロ転がっている。
三角形に切られた石で作られた階段。いつ頃作られたものなのでしょうか。明治時代とかかな。
今日の最後は松本峠道。
畳1枚くらいある石の橋。もちろんこれも人の手で動かして設置したのでしょう。そしてそして,加工してこの薄い形にしたのか最初からこの形の石を探して動かして持ってきたのか,どっちなんだろう。
松本峠から熊野古道をそれて200mほど進むと展望台に出ます。そこからの七里御浜の眺め。リアス式海岸ばかりの紀伊半島には珍しい長い砂利浜海岸。熊野川がもたらした地形。
熊野古道の道の真ん中に落ちてた動物のうんち。キツネかなタヌキかなイノシシかな。ツキノワグマの可能性もあるか。ちなみに熊鈴をつけて鳴らしながら歩きました。熊さんとは出会いたくないので。
この2日間で5万歩歩いて熊野市駅まで。特急南紀で名古屋へ。5時前に着いたのでこんな時間じゃないといけない矢場とんへ。
大満足の2日間でした。しかし足が痛い。体力がないのを痛感する。
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2022-01 kumanokodo iseji | Flickr