JR東海の新型特急HC85系に乗りに行ってきました。
京都から新幹線で名古屋へ,名古屋から新型HC85系の特急ひだ1号に乗車。
所定では4両のところ,2両増結の6両編成でした。座席も60%以上は埋まってた感じ。外国人観光客も結構いる感じ。高山から1851Dに乗り継いで飛騨古川で途中下車。
まったく予期していなかったのですが,飛騨古川は三寺まいりという伝統行事の日で,JR東海のさわやかウォーキングという街歩きイベントも開催されていました。三寺まいりはその昔,飛騨の娘たちが野麦峠をこえて信州に出稼ぎに行っていた時代から続く行事だそうです。街の中心があちこち車両通行止めになっていて巨大ろうそくの雪像がたくさん。祭り屋台もたくさん出ていて賑やかでした。
「君の名は。」のあのシーン。飛騨古川に来たら見ておきたいですよね。
有名な瀬戸川と白壁土蔵には小さいろうそく雪像。酒蔵に寄り道して試飲させてもらいました。
飛騨古川からさらに北上して富山へ。高山線の乗り鉄するなら山深い飛騨古川-越中八尾間は欠かせません。ひだ7号は引退迫るキハ85系。
晩ご飯は富山駅下のしろえび亭で富山スペシャル天丼。しろえびとブリとホタルイカ。めちゃうま。
翌朝はひだ8号で高山へ。こちらもキハ85系。新型では味わえなくなった前面展望を少しだけ。それにしても雪が少ない。
高山駅到着後は増結作業の見学。富山発の3両に高山始発の4両をつなぐ。これは見逃せませんよね。
高山の古い街並みを歩く。このハクセキレイは人慣れしているようで,1メートルくらいまで寄っても逃げなかった。餌をもらっているのかも。昨日の飛騨古川に続いて高山でも酒蔵に寄って試飲。高山の古い街並みには味噌蔵もあってここの味噌汁の試飲は温まるし美味いしでいうことなし。必ず寄ることにしてる。ホットワインの提供がなくなったのが惜しまれる。
高山駅に戻って再び増結作業の見学。ひだ14号は新型HC85系。富山発の2両に高山始発の4両をつなぐ。ちょっと面白いのが号車番号の付け方。富山発の2両は9号車10号車ですが高山始発の4両は1〜4号車です。多客期に5〜8号車を増結できるように空き番になっています。
年末年始にはHC85系の臨時増結8両編成の運転はあったそうですが10両はまだなし。10両での試運転はしているようなのでそのうち実現されるでしょう。雪深い山中を疾走する10両編成の新型特急は見応えがあるでしょうね。
今回乗った特急ひだ4本と新幹線のぞみ2本はいずれも乗車率は半分以上でした。旅客需要はかなり回復してる感じ。それはそれとして飛騨高山も飛騨古川も富山も雪が全然なかった。その点は少し期待外れの飛騨遠征でした。