prna79’s blog

見学の記録,制作の記録,その他の記録などなど。

室堂平の雷鳥

3日前に,ホテル立山の空室があることを知り,天気予報もよさそうだったので,室堂平までライチョウを見に行ってきました。

名古屋から長野まで「しなの」で,長野から扇沢まで特急バスで移動。

www.alpen-route.com

 

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扇沢黒部ダム間の関電トンネルは2019年まではトロリーバスでしたが,2020年からはバッテリー駆動の電気バスです。トンネルは単線で,トンネル中央に上りと下りが行き違う交換所があります。交換所では上り下りのバス同士で通票(タブレット)を交換し,衝突事故を防ぎます(通票を持つバスしか動いてはいけないルール)。以前は1便で6台ほどのバスが動いていました(交換所で12台のバスが行き交うので壮観でした)が,今はこういう状況なので1台か2台です。

 

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黒部ダム展望台からの眺め。この日は強風のため,外階段(展望台からダムへ降りる)は通行止めでした。

 

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大観峰から後立山連峰と黒部湖。今日は小松基地F-15は飛んでいませんでした(2015年に訪問した時は稜線より低いところを飛んでた)。

 

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今では日本唯一のトロリーバスとなってしまった立山トンネルバス。こちらもそのうち電気バスになるのでしょうか。

室堂到着は2時過ぎでしたが既に部屋の準備はできているということでホテル立山にチェックイン。荷物を軽くして室堂平の散策に行きました。

h-tateyama.alpen-route.co.jp

 

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外はホワイトアウト状態。真っ白で方向がまったくわかりませんが携帯電波は飛んでいるのでスマホのマップでおよその位置はつかめます。それでみくりが池周辺のハイマツ帯を見て回りました。すると……

 

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いましたいました。遊歩道を歩いて横断するオスのライチョウ。その後ろをメスも付いて歩いてる。

 

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赤い飾りが凛々しい。その場にいた人の話では,一週間前は真っ白だったそうで,ちょうど羽毛の生え変わりのタイミングのようです。

 

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エサ探しに一生懸命。ちなみにこんな状況ですが,これは人が近寄ったというよりライチョウの方から寄ってきた結果。と,そこへ……

 

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歩いてやってきたはぐれオス。尾羽を大きく広げて大きい声で威嚇。つがいは飛んで逃げてしまいました。

 

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縄張りを勝ち取ったことを誇るかのように石の上に立ってポーズを取っているところ。

 

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地獄谷から吹き上がる噴煙。今日も元気に硫化水素臭。気温は1.5℃で寒いので1時間ほどで撤収。

 

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17時からホテル立山主催の雪の大谷散策イベントに参加。昼間の一般客向けイベントでは2車線のうち1車線はバスの通行帯で,1車線を観光客に開放しているのですが,このイベントでは立山高原バスの運行終了後なので全車線を歩くことができます。

 

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今年は最高積雪点(積雪14m)の一部区間の除雪を1車線だけにして開業当初の様子を再現しているのだとか。

 

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午後は真っ白だったのに夕方になったら晴れてきて,立山もくっきり見えた。

 

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日没。富山平野の向こうに夕焼け。西の空に一番星,と思ったらこれは火星のようでした。午後8時からはスライド上映会。9時からは星空観察会(気温はさらに下がって-2℃)。よく晴れて星がたくさん。 

 

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翌朝は4時起き。ホテル立山主催の大観峰からご来光ツアーに参加。後立山連峰鹿島槍ヶ岳の後ろから登る太陽の輝き。3年前にホテル立山に泊まった時にもこのツアーに参加を申し込んだのですがその時は悪天候で開催されませんでした。この日の開催は10日ぶりとのことでした(開催率が非常に低いとのこと)。

 

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立山連峰を朝陽が染める。山スキーシュプール跡と雪崩。この山スキーヤーは室堂から山を越えてきて立山ロープウェイの前後の区間を黒部平まで滑るのだそうです。

 

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4時30分から5時まで大観峰で過ごした後,室堂に戻って室堂平に出てみると立山上空に笠雲。彩雲でした。

 

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ハイマツ沿いにライチョウの足跡。

 

 

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2021-05 murodo | Flickr