prna79’s blog

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貨物鉄道博物館

毎月の第1日曜日にだけ開館する貨物鉄道博物館に行ってきました。

frm.kans.jp

 

近鉄富田駅西口の三岐鉄道の窓口で一日乗車券を購入(1200円)。三岐鉄道三岐線丹生川駅へ。博物館は丹生川駅のすぐ隣にあります。

 

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いきなりの過酸化水素専用タンク車と塩酸専用タンク車。アルコール専用タンク車もあった。

 

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そしてこちらが先日のニュースで報じられた日本に現存する最古のタンク車のタンク。下回りはないのですが,タンク単体で使われていたことで今まで残ることができたのでは,とは貨物鉄道博物館スタッフの話。なるほど。今後は下回りの再現を目指すそうです。

日本最古120歳超の貨車「奇跡のタンク」は生き残った:朝日新聞デジタル

 

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1898年製のB4型蒸気機関車

 

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この小さい黄色いのはアントという名前の機械です。

アント工業株式会社オフィシャルサイト トップページ

車両に連結してレール上を移動させるためのもの。連結器が油圧ジャッキに載せてあり,連結後にジャッキを持ち上げることで連結車両の荷重を受けることでスリップせずに車両を牽引することができる,という代物です。なにかの機会にその存在を知り,貨物鉄道博物館にあると知って,これが見たくて今回の訪問を決めたのでした。ここにあるのはアント15型で,実際に博物館内での入れ替えに使用している実働品です。実際に動くところを見てみたい。運転してみたい。有料イベントとして考えてみませんか?

 

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上写真の黒い2つの球のついたレバーのうち,下側のレバーは前進後進切り替え,上側のレバーはギアチェンジ(自走,軽荷重,重荷重)。ハンドルにスロットルレバー,右足ブレーキペダルと左足クラッチペダル。ガソリンエンジン駆動。 

 

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1時間30分ほどの滞在の後に東藤原駅に移動。

 

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デッキ付きの旧型電気風の面構えと重連運転なのがかっこいい。三岐鉄道は今では数少ない貨物列車を運行している私鉄です。東藤原駅からセメントを積んだタンク車が四日市港駅と,フライアッシュor炭酸カルシウムを積んだホッパー車が碧南市駅との間を往復しています。東藤原駅太平洋セメント藤原工場に隣接しています。貨物列車の入れ替え作業を見に来たのでした。16両のタンク車をつないだ重連電機が本線から側線に転線するのを30分ほど見学の後に伊勢治田駅まで移動。さらに徒歩移動。

 

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員弁川橋から藤原岳を見る。石灰岩が削り取られ麓の太平洋セメント藤原工場でセメントに加工されている。あの削られた分がどこかにコンクリートとして移動したのだねぇ。

 

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次の目的地は三岐鉄道北勢線阿下喜駅隣りの軽便鉄道博物館。伊勢治田駅から徒歩で20分くらい。こちらは毎月第1と第3日曜日に開館。このターンテーブル阿下喜駅構内から移設したものだそうです。腕木式信号機名松線から移設したものだそうです。

 

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阿下喜駅前の阿下喜温泉売店で買ったブリオッシュが美味しかった。北勢線ナローゲージです。ナローゲージ(762mm)は新幹線(1435mm)より在来線(1067mm)より線路幅が狭い鉄道です。車両もおもちゃのように小さくてかわいい。北勢線に乗って桑名経由で帰宅。

 

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西桑名駅の猫と伊勢治田駅の猫。

 

 

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2020-12 freight railway museum | Flickr